セルコグループは、全国のスーパーマーケットを様々な角度から支援するボランタリーチェーンです。

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理事長コラム

理事長コラム

デジタル革命の真最中、我々の仕事にいかに取り込み、地域社会に役立てていくかが問われる

 新年、明けましておめでとうございます。
 加盟企業の皆様方におかれては、新年を迎えるにあたり、新たな志をもってスタートを切られたことと思います。
 昨年は全国各地でいろいろと自然災害に見舞われました。経済では米中の貿易摩擦等々があって大なり小なり日本も影響を受けています。こうした変化は、我々を取り巻く小売環境にも多少の影響を与えたものと思われます。

新元号が始まる節目の年
 昨年は明治150年、大正106年、昭和92年、平成30年でしたが、今年4月には節目を迎え、5月1日から新元号がスタートします。その意味で今年は、国も会社も家庭も新たな高い夢と志を持ってスタートを切る記念すべき年になると考えております。
 加盟企業様の経営、営業活動に置かれても、こうした新元号が始まる節目の年に、中長期の事業計画の見直しと再確認をお願いしたいと思います。

社会環境の変化をウォッチ
一つには社会環境の変化をしっかりウォッチし、全国で起こっている少子高齢化の姿を具体的に理解して頂いて、それに伴いお客様の行動基準がどう変化しているのか、見直して確認して頂きたい。過去に売れていたものが売れなくなっていないかとか、売れる量も少なくなって来ていないかとか。
 60歳を過ぎると衣料品を極端に買わなくなるという調査もあります。しかしながら食品はそれほど落ちていない。食べる量は減っても質は上がってきている年齢層もあります。そうした見直し、分析を行う中で経営、営業活動の方向性が見えてきます。

情報を伝える業態が主役に
それに見逃せないのが、IT、情報技術の発展です。その技術がどれだけ変わってきたか。ものを運ぶ、人を運ぶ、その主役が船、鉄道、車、飛行機などへと時代につれ変わってきています。昨今は、その先にある情報を伝えるという業態が主役になっています。
 世界の時価総額トップ企業を見ても平成30年では、ベスト10にIT企業が8社も入っています。この「情報を運ぶ」ことにおいて、コンピュータのシステム、通信の改革と変化が急激に進み、デジタル革命の真最中にあります。そうした世の中の変化に対してどう共存し活用していくか。それを我々の仕事に活かして地域社会のお役に立てるようにできるか。その創造こそが中長期事業計画を策定する上で一番大事なことではないでしょうか。
 そのベクトル、方向性を間違えず、高い志を持って邁進することによって、会社、企業も、店、従業員も必ず高い成長をするものと革新しています。

生鮮強化こそSMに命
 世の中、コンビニが良いとか、ネット通販が良いとか、ドラッグストアが良いとか、様々な資料も出ているようですが、我々セルコチェーンのスーパーマーケットの社会的な価値はまだまだ捨てたものではないと思います。特に生鮮食品。ドラッグストアでお刺身を売っているところは限り少ない。また、ドラッグ、コンビニで我々スーパーマーケットを超える生鮮、惣菜の売場を持っているところもそんなにありません。従って、5年〜10年の中長期事業計画を策定する中では生鮮の強化、特にその商品問題の追及が最も求められています。

「お客様というバス」に乗り遅れないように
 消費者もネット社会にあって、グーグル等で検索して、かなり高い商品知識を得、それを持って買い回っています。そうしたプロの消費者に対して、我々は、知的に刺激し、鮮度の良さ、食による健康の提案、などを行う腕を磨く。プロのお客様に対して、その知識を超える提案をしていけるよう、自ら学び売場で表現していかないと、先を行く「お客様というバス」に乗り遅れてしまいます。
 是非、もう一度足下の商品を1品1品見直して頂いて、季節と健康の提案、品揃えの品質と量を含めて、商品づくり、売場づくりをゼロベースで考えて頂きたいと考えています。

内外の知恵を活用して従業員教育に邁進
 セルコ本部は、それをアシストする者として、加盟企業皆様の痒いところに手が届いていないのが現実ですが、セルコ本部としても今年は心新たに、社内外の知恵を合わせて従業員教育、社長教育などの教育問題に邁進していく所存であります。
 日本セルコが企画する教育並びに国内外の店舗視察会に是非ご参加賜り、新たな情報収集と人間関係を作って頂き、小さくても光るお店、会社を作って頂きたい。そうした高い思いを持ってセルコグループ全体として加盟企業様を応援していこうと考えています。

キャッシュレスの実態を調査
以前から言っていますが、もう一度、リアルとバーチャル、サイトの問題をゼロベースで提案提供していきたいと考えています。IT部会等々を作り上げ加盟企業様の知恵と社外の知恵と力を結集して、バーチャルの世界への更なる挑戦をしていきたいと考えています。
 リアルとバーチャルを両立しながら邁進するため、ITの中で重要なのはキャッシュレスです。キャッシュレスに関してセルコ加盟企業様の間でかなり格差が有るように感じます。まずキャッシュレスの実態はどうなっているのか。すでにやっているところ、これからやるところ、迷っているところ、など、セルコ本部で皆さんの協力を得て調査して一つの方向性をとりあえず出していきます。

加盟社の情報資産を活用する仕組み構築へ
 我々の加盟企業様の販売情報こそ、グループ全体の最大の経営資源であります。こうした情報をいかに売場、商品問題、オペレーション問題、生産性問題の解決につなげるか。要するに従業員の労働環境の改善、給料のアップ、ひいては会社の利益アップ、純資産のアップ等々に繋げていく。こうした加盟社の情報資産の活用する仕組みを構築したい。
 これが構築できれば加盟企業様の販売情報が経営資源として全国の加盟企業様の利益に必ず結び付く、300%還元できる、とセルコは考えている次第です。

ゼロベースで見直し、力を結集
 このようにプラス志向に考えて、あらゆる問題に今以上にブラッシングをかけて質の高い会社運営をして頂くため、日本セルコも新年を迎えるにあたり、すべての問題に対してゼロベースで見直して取り組んでいきたいと考えております。
 従って、加盟企業様には矢継ぎ早にご協力を賜ることになると思いますが、新年のスタートにあたり、様々な創意工夫と知恵の結集し、加盟企業様の経済活動が更に豊かになるように力を結集してゆく次第でございます。
 是非、今年も良い年に、さらには、来年も良い年を迎えられるような良い年にしていきたいと考えております。
 皆さんのご健勝を祈念いたします。

出典元(2019年1月号セルコレポート メッセージボードより抜粋)