セルコグループは、全国のスーパーマーケットを様々な角度から支援するボランタリーチェーンです。

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理事長コラム

理事長コラム

コロナ収束が見通せない中、商売もコロナ対策も原点に戻る時

セルコ活動の基礎を築かれた佐伯前理事長
 私はこの6月に理事長を拝命しましたが、改めて、佐伯前理事長が約15年間もの長きに亘って、理事長を続けられたのは偉大なことと思います。佐伯前理事長が今のセルコの形を作って下さった。セルコライブネットを構築され、クレジットカードの手数料、ATMの手数料など、1社で下げるには難しいものをセルコでボリュームディスカウントを実現したように、会員に資するようなことを随分考えて頂いた。それが今ではセルコ電子マネーにす少しずつ移行して発展している、そうした基礎を築いて頂きました。
 また、店長、各主任の勉強会、研修会を開始し、セルコクリエイティブセンターを作って自前で実技研修ができるようになった。教育いていく上での財産も作っていただいた。
 セルコの会員相互のコミュニケーションを図るために年1回の海外研修と年2回の国内研修という形も先頭に立って作って下さった。
 佐伯前理事長がこうしたセルコの基礎を築いて下さったのは大変すばらしいことで大変感謝しております。
 今後もアドバイスを受けながらセルコの活動を推進していきます。本当に長い間お世話になりました。

コロナ禍でいかにアップデートしていくか
 私の課題は佐伯前理事長が築いてきたものを、コロナ禍でいかに活かしていくか。ICT、DXという新しい技術を使っていかにアップデートしていくか。例えば、教育研修ではZoomの活用を考えています。今まではホテルに泊まり込んでの、一宿一飯的な研修で絆を強めていました。こうした精神的な面は変えないで、コロナ禍という新しい形に再構築していく。
 それが私に与えられた最初のテーマかと思う。
 また、15年くらい前、銀行はATMをスーパーに何とか入れようとしていた。しかし、今では銀行はATMから引こうとしているし、電子決済が進んできました。その電子決済もカードからスマホ決済に移行してきている。そうした新しい流れを見ながら徐々に変えていくのが私の仕事になってくるだろうと思っています。

バーチャル研修の基礎づくり進める
 教育について、佐伯前理事長に築いて頂いた「一宿一飯の絆づくり」はいつの時代でも重要です。ただ、今のようなコロナ時代に、それをいかに実現していくか。これまでは一宿一飯の宿泊研修が100%だったのを50%くらいにして残りをITを使ったやり方で埋めていく。いわば、リアルとバーチャルのハイブリッド型です。
 我々としては、バーチャルの部分をしっかり作らないといけない。リアルの部分ではできているので、コロナが落ち着き環境が整えば、これまでのようにできる。従って、今のうちにバーチャルの部分を構築しないといけない。それが近々の課題です。
 ただ、コロナ禍が長く続き、皆さん、バーチャルのやり方を覚えられた。今後も出張経費を削減したいとか、出張時間を短縮したいなどいろいろな要求が出てくるので、ハイブリッドの形はずっと続くと思われます。

加盟社のIT環境を整える
 セルコ本部として、バーチャルで教育研修を行うに当たって、加盟各社様がオンラインでできる環境にあるのかどうか、チェックしないといけない。その場凌ぎではスマホやタブレットでできるが、きちんとやるにはパソコンを使った方がいい。それにネットワークの回線もしっかりしていた方が良い。そうした環境を構築するには時間もお金もかかるので、コロナ禍の今のうちに、加盟各社様はITのシステムを取り入れてIT武装することが望まれます。
 例えばPCにカメラが内蔵か外付けかも調べないといけない。マイクもPCに付いているのは周囲の雑音を拾い易い。だからどちらかというとマイクとイヤホンが一体型のヘッドセットの方がいい。そうしたノウハウを少しずつ溜めていかないといけない。
 また、バーチャル会議をやり易い部屋も必要になります。セルコ加盟社様とセルコ本部で調整しながら、そうした環境を少しずつ整えていきたいと考えています。
 そうした環境を作った上でバーチャルの教育を行っていく。そのコンテンツが大事で、今、議論しています。コンテンツといってもリアルに向いているものとバーチャルに向いているものがあるので、その見極めが重要。
 7月には東北の加盟社様とバーチャル会議を行いましたが、9月には関西中四国地区で行う予定です。こうしたことをくり返しながら各社のオンライン環境を整えていってもらおうと考えています。

時間帯・曜日別MDをきちんと
 コロナ感染は依然として拡大が続き、その収束が見通せない状況です。加盟各社の皆様もどのように商売をして良いか迷われていると思います。年末商戦がアフターコロナでできるのか、あるいはウィズコロナになるのか、現段階ではわからない。だから両にらみでやらないといけない。ただ、いずれにしろ、我々として、やるべきことをやらないといけないから原点に戻って考えることが重要です。
 ありがたいことに私たちの食を扱う商売は需要は毎日出てきます。その毎日の需要をきちんと把握することです。お客様がどのように来店されてくるのか。時間帯別のMDを考えていく。午前中はお年寄りを含めて料理をする人が来店され、夕方になると即食になる。その時に惣菜がきっちり揃ってないといけない。それができるシフトを組まないと売り損ねてしまう。
 従って、時間帯別に何をどう揃えるかが重要。曜日も同じで、普段の日と、土日では違っていて、土曜日は料理を作る人が来店されるので、和牛など良い食材が揃っていること、丸魚を見せることも重要になる。夕方に行くに従って即食系に移っていく。その辺を忘れないようにやってもらう。
 それに、密を避けないといけないからチラシを減らせる。チラシの頻度を減らして、時間帯別のMDを行って、出来るだけ利益を出しておく。それがコロナ後に備える一つの手段と思います。

お客様の安心・安全・衛生への関心高まる
 コロナ感染が再拡大する中、お客様は、店が清潔か、他のお客様がべたべた商品に触っていないか、アルコール消毒のアルコールが切れていないかとか、従業員がマスクしているか、マスクしていてもきちんと付けているかどうか、というところをこれまで以上に良く見ておられます。そこを気を付けることが益々大事になってきています。店の安心安全、清潔感は相当見られています。
 飲食店では入口で従業員がアルコールをお客様の手に吹きかけて消毒し、お客様が帰られた後はテーブルをアルコールで拭いているのをよく見かけます。スーパーも同じで、時間があったら入口でお客様の手にアルコールをかけてあげるとか、レジ周り、サッカー台などを時々はお客様がいる時間帯にアルコールで拭く。オープン直後とか、昼の後とか時間を決めて、お客様から見えるところでやることが重要です。買い物カゴも清潔にしていかないといけない。またはお客様ご自身がハンドルなどを拭けるようにウエットティッシュを用意するとか。
 感染力が強いといわれるデルタ株も増えており、秋から気を引き締めてコロナ慣れに気を付けるようにしないといけない。ワクチン接種も30〜50歳代はこれからで、コロナ感染拡大はこれからが本番かもしれない。商売もコロナ対策も原点に戻るべきです。