セルコグループは、全国のスーパーマーケットを様々な角度から支援するボランタリーチェーンです。

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理事長コラム

理事長コラム

お客様の生活防衛意識に応えつつ、日常のささやかな楽しみの提案を

我々を取り巻く環境は、まだまだ三重苦の時にあります。コロナ禍、原材料の高騰、円安という三重苦です。
 新型コロナウイルス感染は第7波の渦中にあり、感染者数は減少傾向にありますが、体験者の話を聞くと、1日しか熱がでなかったとか、無症状だったとか聞きますが、コロナは本質的には新しいウイルスで、感染力が強く、死亡率も高い。しかし、ワクチン接種が進んだことと、治療法も確立し点滴でなく注射で済むとか、経口治療薬もできそう、ということで、徐々にインフルエンザのような扱いができるようになっていくのではないかと思います。
 ただ、インフルエンザ並みになるまでにはまだ時間がかかるので、まず第一は罹らないように気をつけることが大事。特に小売業は従業員対策、お客様対策からもマスク、消毒などの対策はきちんと続けた方がいいと思います。

季節歳時を大事にしコツコツと提案
 原材料価格の高騰はロシアのウクライナ侵攻が影響し、さらには円安などが絡んでいます。食品を販売する立場とすれば、仕入れ原価を抑えたいが、日本国全体で見ると、弱い立場の人は値上げ分を転嫁できなくて売価を上げられず困っているという状況にあります。
 円安も半年くらいは落ち着かない状況と思われます。それに加え、秋刀魚やイカが入ってこないという状況で季節の定番品の入荷が不安定になり、価格も高くなっています。
 お客様の心理としては、三重苦での先行き不安と生活防衛意識が高くなっているから、なるべく安く買いたい。だから、値ごろ感のある価格で提供しないといけない。一方で日常のささやかな楽しみを提案するのもスーパーマーケットの役割。与野フードセンターでも中秋の名月の催事で、だんごなどが例年より良く動きました。派手なことをやるよりは季節催事など地味なことをコツコツやることが今の時期と思います。
 10月末のハロウィンも去年と同じようなセールではなくてゼロからどんなハロウィンにしたらいいか考えることが大事。コロナで大きく変化したから、ゼロから考えないと成功しないと思います。年末に向けても数の子、鮭なども入荷が危ぶまれるから、今売れるものでいかに組み立てるかに注力していただきたい。
 コロナが収束していくに従い、既に強まっている即食系へのニーズは今後もさらに高くなると思われます。そのニーズに冷凍食品は対応していますが、惣菜の強化、生鮮の半調理品化などで、簡単に調理できて安くて美味しく食べられるという対応が求められます。
 今年のお盆商戦でもオードブルなどはあまり売れなくて、そのパーツが買われる傾向がでているし、丸魚は売れなくて、切身や味付け魚、焼けばすぐ食べられるもの、カルパッチョのようなもので日常の楽しみを演出する事になると思う。
 外食も戻ってきていますが、2次会はやらないで、家に帰るという傾向があることからも内食へのニーズは高い。従って年末までは地道に手堅くやって行くほうが良いのではないかと思われます。例えばワインも2,000円〜3,000円のものではなくて800円〜1,500円のなかで品揃えを考えていかないといけない状況と思われます。

省エネは第3者チェックを
 電気料金もとてつもなく高くなっているので、省エネチェックを人間ドックと同じように第3者の診断を受けて、どこに節約できる余地があるかをチェックしてもらうことも必要ではないでしょうか。当然、自社でやられていると思いますが、思わぬ見落としや新しい手法もあるかもしれません。セルコ本部としても相談に乗れるようにしたいと考えています。是非ご相談いただければと思います。