セルコグループは、全国のスーパーマーケットを様々な角度から支援するボランタリーチェーンです。

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理事長コラム

理事長コラム

コミュニケーション、教育、研修、商品、情報共有を軸にセルコ活動推進



 今年、おかげさまでセルコチェーンは創立60周年を迎えました。本当に長い間支えて下さってありがとうございます。
 日本セルコの活動は、コミュニケーション、教育、研修、商品、情報共有の4つを切り口に皆様と一緒に運営しています。

「顔合わせ、心合わせ」がスタート

 コミュニケーションでは、年2回の全国トップ会、また、地方の加盟社様とのトップ会を行っています。これは、平エコス会長の「社長の教育が一番大切」という考えに基づくものです。会社を継続するためには社長同士が顔をつき合わせて情報交換していくのが一番重要だからです。これがセルコの根幹だと思っています。
 研修会・見学会は国内を年1回、海外研修会を年1回、行ってきましたが、コロナ禍で中断しています。今後再開していきたいと考えています。
 10年ほど前、パリで冷凍食品専門のピカールを見学した時は参加者がいろいろな食品を買ってきて、テストキッチンで調理して夕食ができてしまうとか非常に勉強になりました。
 今、コロナが明けようとしている時、冷食が非常に増えていて、あの時代が訪れていると感慨深いです。やはり先進事例を見て、皆で食べながらおいしさを感じていたのが今では現実のものになっています。研修会のいい思い出です。
 雑談から学ぶことも多い。魚力の山田オーナーが言われていたことですが、私も加盟社の方との雑談の時が一番重要だと思う。会議の前もできるだけ早く来て雑談するようにしています。

「財産は別だが、ノウハウは共有」

 この基本的な考え方は「財産は別だが、ノウハウは共有」という平会長の教え。セルコの加盟社様とはノウハウは共有するがそれぞれが独立して経営していく。こうした関係をずっと保っていきたい。これがセルコのコミュニケーションの本質と理解しています。
 教育・研修は創業オーナーから基本的な考え方を学ぶことが凄く重要だと思っています。店長研修を始めていますが、鰍ウえきセルバホールディングス佐伯社長に話をして頂きました。聞いた人の感じ方はそれぞれだと思いますがそうした機会をまず持つことが大事。それに加盟社様の営業部長などから、今こんなことが問題とか、こんなことを指導しているとかの体験談を店長に聞いてもらう。あるいは鮮魚主任だったらエキスパートから話を聞き、10〜20名のグループでディスカッションして、皆で考えることがより重要です。
 平会長からは、人は顔合わせがあって、力合わせがあって、物事は実現していくのだと教わった。研修においても名刺交換で顔を合わせて、何を勉強しようかと心を合わせ、教わったものを自店に持って帰ろうとなれば力合わせになります。
 LINEなどを使って、研修が終わった後も相談ができる、店長が悩んだ時にあの人に聞いてみようと相談できる人たちがいる。こうした絆を作ることが重要。店長研修では顔合わせで年2回、それにオンラインで2回行うので常に仲間を作ることができるようにしている。ここが普通の研修とセルコの研修が違うところで、ノウハウは共有という考えがあるからこそできることです。

オンラインの商品会議スタート


 商品はこだわりといわれる個性的な商品とコモディティ商品に大別されます。個性的な商品というのは加盟社様に聞いたりして本部で探し出す商品。コモディティ商品は安く売って利益の出せる商品。この両方の商品を発掘していく。セルコ本部もそれに対応できる人員体制にしているので、是非活用し個性的な商品、コモディティ商品について要望を出していただきたい。
 これまで商品会議は関東地区など限られた地区で行っていたが、今年は4月・5月エリアを広げて、オンラインで開催してきた。その結果参加企業も増えていろいろなご意見も聞けるようになりました。特に地方の方の方がメリットは大きいと思います。
 新たな商品会議が始まっていることを是非、加盟社様の担当者に知って頂いて参加いただけるようお願いします。
 課題は物流で、全国同じ物流費でというわけにはいかない。いい知恵を探しながら何とか解決していきたい。
 情報共有についてはホームページを充実して、紹介したい商品のPOPとか動画をホームページからダウンロードできるようにして加盟社様が使い易い様に改修しています。
 セルコの本部には官庁から情報がたくさん入ってくる。それを一覧表にしていて、必要な時に取り出せる。ホームページだけでなくアプリからもみられるようにする。
 ライブネットは使い勝手を改善して携帯からも簡単に見られるようにする。ライブネットも10年経ち、ブラッシュアップが必要。ただ、簡単に見られるというのは情報が容易に漏れてしまうことでもある。携帯だからと隣の人に見せてしまう。あるいはスクリーンショットで撮って拡散する。そのセキュリティが課題になってくる。作りながら使い方も考えながら進めていきたい。

情報共有のベースに「セルコレポート」

 情報共有のベースとして「セルコレポート」は非常に充実しているので、さらに充実させて会員の皆様のニーズにあうようなものにしていきたい。
 セルコレポートに掲載した店舗について加盟社の皆様から更なる質問があったり、この店を見たいとセルコ本部に言っていただければ、本部でアレンジさせていただきたい。加盟社様と同じ規模の店を取り上げ、参考になるようアップデートしていきたい。
 皆様も改装したり、開店する店がありましたら是非教えていただいて、取材にお伺いして成功事例の共有をしていきたい。失敗事例も重要なので、恥ずかしがらないで教えていただく。そうしたことを共有するのがセルコだと思う。それでセルコレポートをさらに充実させていけると思う。新たな連載などについても提案していただければと思います。
 電子マネーカードは大分普及していて、導入企業にはメリットが出ていると思うが、企業間同士、どんなやり方で利用率が上がっているのかとか、利用頻度やお客様の数をどう増やすか、データをどう活用するのか、セルコに集まるビッグデータをどのように連携していくのか、これもできればアプリで見られればいい。セキュリティの問題もあるので1年間研究しながら前に進めていきたい。

品揃え、3つの基準

 アフターコロナになるとお客様の買う頻度とか、買うものが随分違ってきている。それをいち早く捉えて行動していかないといけない。その中で惣菜、冷食が伸びている。冷凍食品も中身が変わってきている。カロリーも計算されていて、高齢者向けのカロリーの低いものがでてきていてそうしたものの充実も大事。
 生活者が商品をどのように選んでいるか、品質が同じなら安いものを買いたい、お客様は限られたよ予算の中で価値あるものを選ぶ。今までは3つも4つも揃えていたが、最近はお客様の選択もわかってきているから、2つか3つあれば十分。それでお客様も早く買って帰れる。そうしたことも要求されている。
 意味のあるものを選びたい。生産者の生活が豊かになるよう適正価格で仕入れ、貧困の支援ができるフェアトレードなどエシカル消費などの商品も揃えていかないといけない。今ではウクライナ支援についてもしっかり対応していかないといけない。
 こうした3つの基準から品揃えを見直したらいいと思う。
 今後とも会員の役に立つ情報を一生懸命提供していきたい。
(通常総会挨拶より)