セルコグループは、全国のスーパーマーケットを様々な角度から支援するボランタリーチェーンです。

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理事長コラム

理事長コラム

新たな行動基準による構造改革をできることから一つづつ進めよう

 多くの加盟企業様で3月4月は事業年度の始まりと思われますが、事業年度の始まりにおいて大事なのは中長期の事業計画、少なくとも単年度の計画を作ることです。このネット社会という変化の激しい時代、去年と同じことをしていたのでは前年実績を下回ります。前年比98%を5年間続けたら、損益分岐点を下回り脳死状態になります。それを脱皮するためには、すべて前年度の売上、利益、経費などを科目別に見直し、新たな行動基準による構造改革に取り組むことです。難しいことではなく、できることからひとつひとつ改善していく。全く同じお取組先と全く同じ条件で全く同じような商談をして、同じような販売をするのではなく、発注からレジ通過まですべてのオペレーションを見直すことです。

 特に生鮮。仕入先、仕入れ条件、物流問題、商品づくりなどをひとつひとつ見直して新たなステージに向かっていただきたい。グロサリーも同じで商品はメーカーさんが作り差別化するには思考が大事。世の中は治療医学から予防医学に変化してきています。我々は健康産業なのだという原点に戻り、グロサリーもただ価格だけではなく、ローカロリー、低塩分、低糖質、アレルギーに配慮した体にやさしい食品を提案していく。

価値と価格の見極め厳しくなる

 消費者の価値と価格の見極めがかつてないほど厳しくなってきています。今繁盛しているのは道の駅です。決して安くないのに、なぜか。市場から仕入れると前日収穫したもので1日タイムラグがある。スーパーで1日在庫したらさらに24時間先に延びる。ところが道の駅は今日採ったものが今日来るとか非常に鮮度がいい。昔は安い方が売れました。でも今は違います。消費者の買い物のプロとしてのバーは間違いなく上がっている。価値と価格に対する見方がはっきりしてきていて価値があれば応分の値段でも支払うが、お客様から見て価値のないものにはビタ一文も払わない。この生活感のメリハリは想像以上に厳しい。

 ただ、賃金も上がっていないので、価格も大事。その辺でMDの見直しはどうするのか。ウイークデーは子供は塾、旦那は遅いということで簡素にし、週末は皆でごちそうと、食生活もメリハリがある。それに対応していかないといけない。常に国民的催事などを加味しながら52週をきめ細かくMDしていく。価値と価格に非常に厳しくなった消費者の目線に合うものをきちんと提案しないとその地域では必要のない店になってしまいます。

早期の電子マネー導入必要

 今の世の中をウオッチしていると、現金支払いが限りなく縮小していることに気づきます。加盟企業さんにおいてもクレジットカード、電子マネー、デビットカードなどが普及してお客様が現金を使わなくなってきているのではないでしょうか。裏を返せばそうした支払いの機能を持っているところに消費者が集まってきている。現金支払いだけの店はお客さんからみたら限りなく買いにくい店になってしまう。だからセルコ全体としても早期の電子マネー導入というのは必要だと思います。大手流通業は金融業に変わりつつあり、金融の手数料で稼いでいます。全国の加盟企業さんも時代の波に乗り遅れないようにクレジット、電子マネー、デビットなどの導入を急いで頂きたい。

 セルコに相談に来ていただければ、応分の対応を致します。また、セルコグループがまとまることによってビックデータ化できます。我々の持つカードデータは消費者の買い物データであり、マーケティングデータとしては最も事実に近く、消費財メーカーにとっては非常に有効なデータであります。そのビックデータをメーカーに提供することによって、電子マネーなどは経営資源としても非常に有効に使えることになります。

(セルコレポート2017年4月号より)