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理事長コラム

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諸物価高騰で倹約志向が強まる中、12月もきめ細かい普通食の提案こそ大事に

 今年を振り返ると、2月にロシアのウクライナ侵攻が始まって穀物の値が上がり、エネルギー価格の高騰、さらに円安で輸入品の高騰に繋がっています。特にスーパーマーケット業界では電気代の値上げが大きな問題になっており、大手SMの中間決算でもほとんどの企業が減益になっています。そうした中で年末商戦を迎えることになります。
 一方、お客様は9月、10月は旅行の補助があったので、行動が活発になった反面、物の消費は落ち込んでいます。巷では早くも11月からクリスマス商戦が始まっています。クリスマスの飾りつけはきれいにできているものの財布の中身はかなり厳しいということになっているので、年末は相当な部分で普通食になると見られます。お客様は普通の食事を続けて、年末の最後に少しだけお正月に備えるという形になるのではないでしょうか。それでなくても正月商戦の規模は年々、縮小傾向にあるわけですから。
 加盟企業の皆様は、去年の年末商戦のデータを見ながら今年の計画をされていると思いますが、12月の前半にキチンと売上をとっておかないと、後半には期待ができなくなると思います。
 一般家庭においても電気代は上がり、節約志向は強まる一方で、温かいものを食べたいという思いがあるので鍋物が主流になってくると見られます。倹約のなかでの準備になるので、つみれ、ちくわなどの練り物を含めて鍋に入れる材料の工夫が必要になってきます。鍋つゆも味噌系鍋と醤油系鍋に、ゴマ系などが入ってくるので、何がどれくらい動いているか、毎日、状況を見ながら売り込んでいくことが大事になるのではないでしょうか。

月初から力を抜かず折り返しを早める
 コロナの第8波が始まり、そのピークが12月後半になるか1月にずれ込むのか見えませんが、内食需要は続くと思われます。そうした巣篭もりの中で鍋物への需要は高まると思われますが、週末はすき焼きを提案するなど、鍋を中心に提案の仕方をきめ細かく考えることが重要になると思われます。
 野菜はどの鍋にも使われるから、いかに安く提供するか。もやし、豆腐なども切らさないようにする。またお子さんも一緒に食べるので辛い鍋は敬遠されます。大人用にラー油など味付けできるものや芥子などを揃えておく。そうした商品も切らさないようにしておくことが重要。
 美味しく食べられる冷凍食品と味付け肉が全国的に伸びているので、味付けを変えながら提案していく。10月、11月に売れたものを12月にもキチンと売ることが一番のコツと思います。
 今年のクリスマスは23日(金)、24日(土)、25日(日)ですが、与野フードセンターではクリスマス商戦は24日までで、25日から年末商戦に入ることにしています。年末商品を見せながら普通のものを売る。特に数の子など魚卵が相当値上がりし物もないから、あまり無理をしない。お節とそばの年末際モノは原価が上がっているので数量は90%くらいにしてロスなく売り切っていく考えです。
 クリスマスと年末の8日間の12月月間の売上構成比が30%で、残りの平日の19日間、日曜日の4日間で70%なので23日間に売上をしっかり取ることが大事。月初から70%をしっかりとっていかないと12月全体では苦しくなる。折り返しは去年が18日午前中だったので、今年は1日前倒しするつもりで営業に当たるようにしています。
 従って12月商戦はいつ折り返すかがポイント。毎日毎日をきっちり売っていくことで折り返しを前に持ってくることが重要。ともかく後ろで取ればいいやではなく、月初からずっと売上を取りに行くという攻めの姿勢で行かなければ12月全体が厳しくなると与野フードセンターでは考え、年末商戦を乗り切る考えです。